セックスをもっと素敵なものにするには 詳しくはこちら

セラピストのお仕事

こんにちは。夏山です。

私のような女性用風俗で働くキャストのことを「セラピスト」と呼ぶのですが、今日は謎に包まれた「セラピスト」のお仕事の全貌について明かしていこうと思います。

ご存知ない方も多いかもしれませんが、皆さんは女性用風俗のセラピストにどのようなイメージをお持ちでしょうか?

イケメンがエッチなことをするだけでお金を稼いでいるという印象をお持ちの方もいるかもしれません。しかし、そんなに単純なものではなく、イケメンというだけで人気が出ることはまずありません。

男性用の風俗では『ビジュアル』が最重要で、次に『テクニック』や『接客技術を含んだ人間性』が大事だと思いますが、女性用の風俗ではそれが逆になります。女性に気持ち良くなってもらうためには必要な要素がたくさんあり、女性は男性より遥かに複雑な生き物なのです。

身体だけでなく心のケアも重要

それが分かってから私はテクニックを磨くことや接客技術を伸ばすことに注力しました。

最初のころは直接先輩に聞いたり、怪しい情報商材を4~5個買って読み漁ったり。また、実技講習があるセミナーに参加したり、緊縛を習ったり、とにかく性に関する知識をどんどん増やしていこうという想いがありました。

それと並行して、毎回の接客ごとに女性の反応に集中して、試行錯誤を繰り返しました。そうするとだんだんと、

”どういうことを好む女性がいて、どういう言葉や空間を求めている女性がいて、どういう気遣いが必要なのか”

ということが分かるようになってきました。

接客を重ねるうちに、様々な発見や驚きを経験することもあります。

例えば、人によって感じる部位や感じる強さが全然違うということもその一つだと思います。同じ女性であっても日によって感じるポイントや好みの強さが変わることがあり、これも非常に面白い発見だなと思いました。

また営業をかけることを女性は嫌うと思っていたのですが、逆に営業を欲する女性がたくさんいることも面白い発見でした。アナルを責めさせてくれる女性が多いことも驚きの一つです。

書ききれないのでここでは割愛しますが、その他にもたくさんの発見と驚きがあり、他では決して経験できないやりがいや楽しさもあったので、私はこのセラピストという仕事にどんどんはまっていきました。

しかしながら、楽しいことばかりではありません。セラピストの仕事の中で大変なことがいくつかあります。

まず最も大変なことは“勃起させること”です。

本番行為が禁止されているのに、勃起が必要であることに疑問を持つ方もいらっしゃると思いますが、女性は“承認欲求”が強い傾向にあるため、これがかなり重要になります。

“自分で興奮してくれていて嬉しい”という気持ちが女性には根強くあるのです。

しかし、セラピストは始めてから数カ月もしないうちに女性の裸に慣れてしまい、だんだん元気がなくなっていきます。私も実際に3カ月ほどでほぼインポ(勃起不全)になりました。どんな女性であっても勃起しなくなったのです。

このままではやばいと感じてから、インポを改善すべく、生活習慣を整え、運動や筋トレをし、栄養のある食べ物を食べ、さらには勃起に効くと言われているサプリメントを摂取しました。

とにかく”できることは全てする”という精神で頑張り、『これだけやっているのだから、勃起しないはずがない!』と自分に言い聞かせることでだんだん自信がつき、いつの間にか改善することに成功しました。

しかし、勃起問題が解決できたかと思えば新たな問題が。

”射精”を要求するお客様がいるのです。

射精している姿を見ることで幸福感を得られる方もいますが、中には「次に入るお客様で勃起して欲しくない」という理由で射精をさせてくる方もいました。
当然、次に入るお客様に対してはそういった前の接客のできごとを悟らせないようにしなければならないので、より大変になります。

いつも射精を要求されるお客様ですと、接客に精神的なプレッシャーがかかり、それが原因で勃起しなくなり、さらに精神的に追い詰められるということもあります。

極まれにそういう事情を察知して、「別に勃たなくてもいいよ。(笑)」と本心から言って精神的な余裕を与えてくれる方もいらっしゃいます。しかしながら、そういう方を接客する時ほどあそこは元気になります。

精神は勃起に多大な影響を及ぼすのです。

次に食べ物に気を遣うことも大変です。

当然ですがセラピストは清潔感が大事です。特に体臭や口臭がするとそれだけで女性に受け入れてもらえなくなることがあります。

お風呂や歯磨きはもちろんですが、食べ物にも気を遣わないと次の日の接客に影響を及ぼします。特にキムチやにんにくは体臭や口臭にもろに影響するので、次の日が休みでない限り食べることができません。

以前、セラピストさん15名で食事会をした際、チゲ鍋と塩ちゃんこ鍋が用意されていてどちらかを選ぶという場がありました。その時に実に13名の方が塩ちゃんこ鍋を選び、チゲ鍋を選んだのはわずか2名だけでした。全員に確認したわけではないですが、おそらく皆さん気を遣われていたのだと思います。セラピスト皆の意識の高さに驚きの出来事でした。

また、セラピストは演技をする必要があります。

彼氏の手マンやクンニが強すぎて痛いのに、感じているフリをしている方はいませんか?それに近いことがあります。

責めることが好きな女性は男性が感じている姿を見ると興奮や幸福感を得ることができます。なので、あまり気持ち良くなくても少しオーバーに反応することがあります。

しかし、これは気を遣っているわけではなく、私が演技をすることで女性が興奮し、その姿を見て自分も本当に興奮するという効果を狙っているのです。

しかしながら、間違った方法で責められているのに、それが気持ち良いものとして勘違いされるのはその女性にとってよくないことなので、きちんと伝える必要があります。

中には血が出るんじゃないかなと思うくらい強い手コキをする方もいらっしゃるので、そういう方に対してどう伝えれば雰囲気を壊さずに伝えることができるのか、頭を悩ませます。ですので、彼氏に手マンが痛いことを言えない方の気持ちは痛いほどわかります。

この記事を読んでセラピストの印象は変わりましたでしょうか?

今後、このセラピストという仕事を通して学んだことをもう少し深く皆様にお伝えさせて頂きますので、楽しみにしていただけましたら幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次